細胞レベルでよくなる整体

整体とか姿勢矯正の施術、と聞いてあなたがイメージするのはどんなことでしょうか?


背骨を整える、筋力のバランスを良くする、筋膜をリリースして動きを改善する…などなど、いろいろあると思いますが、実はほとんど知られていない一番大切なことは、

『体液のテンションを整える』

ということです。


体液の『流れ』ではなく、『テンション』を整える。


初めて聞いたかと思いますが、人間が液体の詰まった袋であると考えてみると少しわかるかもしれません。


・体の構造をイメージして考えてみる

ちょっと大雑把ですが、構造の中心に、柱である骨組みがあり、その外側の左右にそれを動かす筋肉が付いていて、全体を袋のように覆う筋膜がある、そんなものをイメージしてもらったとします。


その骨組みと筋肉の間や袋状の筋膜で覆われた中には、間質液という液体が満ちています。


間質液は細胞外液と呼ばれる体液の一種で、血液の水分から作られており、行きは血液の中の酸素やたんぱく質などを細胞に届け、帰りは細胞から老廃物を回収して静脈やリンパ管に戻す、という栄養運搬の仲介役のような働きをしているので、体中のあらゆる細胞にの隙間に存在しています。


前回書いた自己治癒力に直接関係している重要な物質なのですが、通常は施術の際に考慮されることもなく(例外としては浮腫みの治療の時くらいでしょうか)ただそこにあるのが当たり前の体液としてとらえられています。


しかし、姿勢を矯正し、身体を整えていこうとした時にこれほど重要な要素はありません。


様々な技法を使うと、間質液の流れや分布といったものは結果としては変化している(例えば、ストレッチをして縮んだ組織に血液が流れ込んだ結果、間質液も流れ込んでくる、など)のですが、初めからそれを考慮して整えるようにするかどうかで治療の効果は大きく変わってきます。


・施術の効果が続かない理由

マッサージやボキボキする施術を受け、直後はすっきりするけれどその後ほどなくして元に戻ってしまったという経験をよく聞きます。


これは体内できちんと間質液が動き、それが問題のある部位に満ちてきていないまま施術を終えたことで起きる現象の一つです。


オステオパシーには、組織の問題が解消されるまで適切なポジションをキープして待つ、という技法が多数あります。


ボキボキする技法も使いますが、それだけで終わることはなく、多くの場合、ゆっくりと解放を待つ技法も併用されます。


骨組みの動きや筋力のバランスを取り、組織のテンションを整えたとしても、こうした重要な液体が組織の片側に満ちていても、もう片側には十分満ちていないのだとしたら、細胞レベルではテンションが変わっていないので、その良い状態は維持できません。


やはり前回の記事で、筋膜と血管の関係について、濡れたタオル(筋膜)の間にチューブ(血管)を挟みそのタオルを絞ったら中のチューブも一緒にねじれる、と書きましたが、そのタオルを濡らしている水分こそが間質液です。


もし、濡れていたタオルが挟まれたチューブごとねじれ、そのまま乾いたとして、それをねじれのない元の状態に戻そうとしたらどうなるでしょうか?


乾いたタオルは逆にねじったしても、そのねじれはきれいには元に戻らず、ねじれは残り、中のチューブも圧迫されたままになるはずです。


つまり、血行は戻らず、組織は硬いまま、ということ。


間質液を考慮しない施術ではこうしたことが起こるのです。


これが施術直後はいいけれどあまり効果が持続しないケースの原因のひとつです。


この場合、タオルのねじれを取るのに有効な手段は、また元のように濡らしてあげる(間質液を戻す)ことでしょう。


そうすれば大げさのことをしなくてもタオルのねじれは取れるはずです。


・間質液を考慮しない理由

では、なぜ多くの施術者が間質液の動きを考慮して施術しないのでしょうか?


いくつか理由はあるでしょうが、まず間質液の動きを感じられると思っていないということと、その動きを感じ取るためにはそれなりの訓練が必要だからではないかと思います。


比較的速いスピードの液でも、1分間に8回程度の満ち引き(あたかも呼吸するかのように動いています)を繰り返しており、これは液が満ちるのに約3.5秒かかり、引くのにまた3.5秒かかることを意味します。


安静時の脈拍が1分間に60回程度と考えると、この動きがどれだけ遅いかお分かりいただけるかと思います。


また組織に触れる際の圧も、皮膚にほんの触れる程度の圧力で行うため、そのあたりの力加減も難しい点の一つだと思われます。


・細胞レベルの癒し

しかし、こうした要素を考慮して行う施術は、世間一般の方が考える整体術の効果をはるかに凌駕します。


いわゆる『矯正』の施術が細胞レベルから変化を起こすためです。


オステオパシーの施術は、受けるのに遅すぎるということはありませんので(もちろん大半の事例では早いに越したことはないですが)、気になっているけどもう良くならないかも、とあきらめてしまったような問題にも対処が可能です。


細胞レベルの変化をご希望の方は、ぜひ一度お越しください。


#オステオパシー#細胞レベルで良くなる整体#細胞レベルの癒し






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