古い痛みや歪みを解消するために

当院にお越しになる患者さんの多くは、古くからの問題を抱えて来院されます。

ご本人がそれと気づいていないケースも多く、一番多いのは、1~2か月ほど前から出始めた割と新しい痛みの解消を目的にいらっしゃるものです。

しかし、これがよくよく調べてみるとかなり根が深いということがままあります。

問診の時点で見当のつくものもあれば、触診して施術に入ってから判明するものもありますが、いずれにせよそうした古い問題があまりないという方は実際のところほとんどおられません。

なぜそうした状態になるのかというと、身体には代償機能という、様々なところで負担をかばいあうシステムが備わっており、本当の問題は表面に出てきにくくなっているからです。


良くない姿勢でデスクワークを続けている方が肩こりになるというケースはよくあります。

背中や腰を丸くして、頭が前に突っ込んだような姿勢で腕を前に伸ばし一日中パソコンを使っていれば、当然首や肩、腕を支える筋肉には大きな負担がかかり、その結果として肩こりを感じるようになります。

しかし、首片腕を支える以前にそもそも背中も腰も丸くなった良くない姿勢であるため、身体はその負担をほかに分散しようとするのです。

そして、最終的にそうした負担が大きくかかりかばいきれなくなった部分が悲鳴を上げ、コリや痛みにつながるわけです。


・気づかれないケースも多い

上記のように普段から良くない市営をしているという自覚がある方は多く、ご自身で改善しようと努力される方も多いのですが、例えばそれが昔の古傷に由来しているということに気づく方はまずいませんし、もしそうだった場合、自力で姿勢を改善していくのは容易ではありません。

よくあるのが、開腹手術を受けそこを縫った後から姿勢が悪くなったというもので、筋膜に不自然な硬さやシワができたため無意識のうちにそこが伸びないような姿勢をとってしまうというものです。

これは組織の癒着や、傷がつれる感じもなく良好に回復したと思われる場合にも起こります。


・組織が緩むためには時間がかかる

『歪み』や『整体』と聞くと、背骨を矯正するイメージを思い浮かべる方が多いと思いますが、そもそも背骨が歪む原因は多岐にわたります。

上述したような手術後の筋膜に由来するようなものであった場合、単に背骨の関節だけを矯正してもまず問題は解消されません。

原因と関連する硬くなった組織や滞ったエネルギーを一緒に動かして矯正していかなければいけないのです。

そのためには一つ一つの矯正自体に時間をかける必要があり、バキッと動かすような速いテクニックではなく(それが必要な場面はもちろんあります)、硬くなった組織や滞ったエネルギーがゆっくりと溶けていくように変化するテクニックを用いる必要があります。


・オステオパシーが古い歪みに有効なワケ

当院で行っているオステオパシーには、組織やエネルギーが変化するためのゆっくりした時間を取るテクニックが多数ありますが、先日受講してきたカウンターストレイン(ジョーンズテクニーク)などは古典的なテクニックですが、非常に有効な手段になります。

カウンターストレイン自体の説明は長くなるので省きますが、簡単に言うと患者さんが楽でいられるポジションで90秒待つことで歪みを解消するという手法です。

90秒待つ間に、患部の状態を観察するためにおいた手の下にある組織は、あたかもバターが熱で柔らかく溶けていくかのごとくゆっくりと変化し、硬かった部分は消失し歪みが解消されていきます。

その結果、動きにくかった部分が動くようになるため、痛みも解消されるわけです。

こうしたゆっくりした変化は速いテクニックでは起き得ないもので、オステオパシーでは特にこうした治療法を得意としているため、古い歪みや痛みにも非常に有効になるのです。

古くからの痛みや歪みでお困りの方は、ぜひ一度このゆっくりとした変化を感じてみてください。

大げさでなく、人生が変わりますよ!


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